[鳥取市]規格外フルーツで笑顔になるフランス菓子【パティスリーBonne nono】
フランスの伝統的な焼き菓子ガレット・デ・ロワが有名なパティスリー。
ガレットの他にも鳥取県産のフルーツを惜しみなく使ったパイやケーキが並んでいます。
60代でお店をオープンしたオーナーは「楽しくて年を取るヒマがない」と笑いながら話してくれました。
アクセス
外観・内観
1階のパティスリーにはガレットやアップルパイ、ケーキやクッキーなどの焼き菓子が並んでいます。 2階はカフェスペースになっていて紅茶などのドリンクと一緒にいただくことができます。公園を望む窓際に4席、テーブルが4席。
アップルパイ
鳥取県八頭町の規格外のリンゴを使ったアップルパイ。
(1ピース 持ち帰り475円・店内飲食484円)
今回は2階のカフェで「ケーキセットA」(1430円)をいただきました。アップルパイ、ソフトクリーム、焼き菓子、紅茶ポットの盛りだくさんのセットです。
リンゴ農家さんが大切に育て、規格外になってしまったリンゴに新たな価値を生み出したアップルパイ。バターの良い香りのパイに、大きくカットされたリンゴがごろごろ入っていて食べごたえがあります。
オーナーはこのアップルパイを作ることで、手間暇かけてリンゴを育てた農家さんが喜んでくれると嬉しそうに話してくれました。農家さんもパティスリーも食べた人も笑顔になるお菓子です。
タルト オ キャラメリーゼ ポワール・TOTTORI
こちらも規格外になってしまった鳥取県産梨を加工して作ったタルト
(持ち帰り528円・店内飲食537円)
梨でお菓子を作るのは水分量などの関係で難しいそうで、試行錯誤を繰り返して誕生したということです。
梨のシャリシャリした食感とバターのしっかりしたタルトとなめらかなクリームの組み合わせにうっとりしました。
2021年「麒麟のまちグランプリ」スイーツ部門で優勝したこのタルト、名前にTOTTORIが入るほどの鳥取愛を感じます。
まとめ こんな人におすすめなお店でした。
規格外のフルーツだけでなく、旬に合わせて鳥取の食材を使っています。この日だけでも王秋梨、イチジク、かぼちゃのスイーツが並んでいました。
責任を持って安心安全な食を届けたいと食材にもこだわりをお持ちでした。
そんなオーナーですが、実は洋菓子を作る前はお勤めをしながら子育てする主婦でした。
50歳を前にしてお菓子作りを勉強したいと京都の学校に通ったオーナー。鳥取でお菓子教室と料理教室を開きます。その後2013年、2016年とガレット・デ・ロワのコンテストで日本一に輝き、パティスリーを開店したのが60代。現在70歳のオーナーは、今でも休みの日には県外に通い勉強を続けているのだそうです。
「楽しくて年を取るヒマがない」と笑って話してくれました。
ポジティブでエネルギッシュなオーナーの話を聞いて私まで元気をもらいました。そして、明るくおおらかなオーナーの個性がこのお店のスイーツの美味しさの秘密なのだと感じました。
ガレット・デ・ロワはオンライン販売もしています。アップルパイや焼き菓子も販売に向け準備中。ボンヌノノのウェブサイトを参照ください。
2025年1月には関西の百貨店(大丸神戸店・大丸芦屋店)でガレット・デ・ロワの販売が期間限定で行われる予定です。関西にお住まいの方はこの機会にどうぞ。
店舗情報
パティスリーBonne nono(ボンヌノノ)
鳥取市二階町4-210
10:00-18:00(喫茶ラストオーダー17:30)
営業日はお店のInstagram参照
駐車場15台あり
オンライン販売あり(ウェブサイト参照)
【定休日】毎週火曜日、第2・4水曜日