[鳥取市]民藝を使って味わう"生活的美術館"【たくみ割烹店】
鳥取民藝の父と呼ばれる吉田璋也がプロデュースし、昭和37年に開店した「たくみ割烹店」。
器を使ってみて、美しさを味わう「生活的美術館」です。
郷土料理や魚料理のほかに、しゃぶしゃぶのルーツと言われる「すすぎ鍋」でも有名です。
アクセス
牛すじ煮込定食
鳥取和牛の牛すじ煮込定食(1400円)
一般的な牛すじ煮込みは醤油で甘辛く炊いてあるものが多いと思いますが、こちらは和風だしでシンプルに味付けされています。
牛すじのエキスがスープに出てしっかりと素材を味わえます。
牛すじは鳥取和牛、野菜も鳥取県産です。
むしろ鳥取県産以外の食材を使うことの方が珍しいそうです。
地元のものを使うのは、吉田璋也のこだわりでもあり「おいしいことが第一ですが、それに地方性をもたさねばなりません」と記しています。
シジミのお味噌汁・フルーツ
定食のお味噌汁は、鳥取市にある湖山池でとれたシジミのお味噌汁。
粒が大きくコクがあって美味しかったです。
おひつに入ったご飯は鳥取市国府町で育ったれんげ米コシヒカリ。
食後にコーヒー、ヨーグルト、フルーツのいずれかが選べます。
この日のフルーツは鳥取県産の王秋梨と、花御所柿。
旬の果物で季節が感じられます。
また、民藝の器や家具に囲まれて食事ができるのもこちらの楽しみ。
この日は有田焼の大日窯や、倉吉市の国造焼、鳥取市河原町の牛ノ戸焼や因州中井窯などの器が使ってあり「用の美」を感じながらおいしいお料理をいただきました。
特に国造焼のご飯茶碗は手に馴染みやすく、実際に使って美しさを味わうことができました。
まとめ こんな人におすすめなお店でした。
鳥取が誇る文化「鳥取民藝」。それを体感できるのがこちらのお店。
民藝家具や、民藝の器に囲まれながら、鳥取の食材を使ったお料理をいただくことができます。
また、隣には「鳥取たくみ工芸店」「鳥取民藝美術館」もあるので、美術館で見学、工芸店で購入することもできます。
店舗情報
たくみ割烹店
鳥取市栄町653
【ランチ】11:30-14:00
【ディナー】17:00-21:00
【定休日】水曜日
https://tottori-udmap.elg-front.jp/udmap/detail?facilityId=405